彼方なる加賀の白山 [低山徘徊]
王ならば宮居の廊を
物思ひかくはわたらん
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まどかなる麦の丘べの
春の日の空にましろし
彼方なる加賀の白山 ------「春の旅人」三好達治
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7月20日、午前4時。市ノ瀬野営場。
テントの中で聞く雨音はいっこうに止みません。
シャトルバスの始発5時に、間に合わせるには起きだして食事の準備をしなければならない時間です。
雨が止むまで行動開始は少し様子を見ようということでシュラフの中でグズグズしていました。
5時まえ、トイレに起きだしたカミさんの情報。
雨の中、シャトルバスの利用者がたくさん集まっているとのこと。
この時決断すればよかったのですが、なかなか判断の難しいお天気でした。
登山をあきらめて、白山スーパー林道を利用して白川郷に向かい、観光に切り替える案もありました。
結局シャトルバスに乗ったのは完全に雨のあがった8時20分。
15分程で別当出合に到着。
登山開始です。
この時点で山頂までは無理なコースタイムとなりました。
行けるところまでいってみようという 計画に変更。
コースは砂防新道のピストン。
中飯場。
朝方の雨が嘘みたいな空。でもこれは一瞬、全般に視界はあまり良くありません。
黒ボコ岩。
室堂着・11時40分。
御前峰まであと500mの地点でタイムリミット。
ここで昼食をして帰路につきます。
13時、予定通り行動開始。休憩を終えて出発します。
シャトルバスの最終が別当出合17:00発ですので、4時間以内に着かないと市ノ瀬まで歩くことに・・。
延命水をごちそうになります。
往路ではあまりゆっくりしなかった甚之助避難小屋。
水も、トイレもあり、いい小屋です。
16時45分別当出合着。
シャトルバスにも間に合いました。
17時過ぎ、市ノ瀬キャンプ場、テントサイト帰着。
頂上は行けなかったけど、一応予定通りの行動ができた山行でした。
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