井上ひさしの戯曲2 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
井上ひさしの戯曲、つづきます。
新潮書下ろし劇場 珍訳聖書 井上 ひさし 1973年 新潮社
新潮書下ろし劇場 天保十二年のシェイクスピア 井上 ひさし 1973年 新潮社
新潮書下ろし劇場 たいこどんどん 井上 ひさし 1975年 新潮社
井上ひさしの戯曲 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
今回は井上ひさしの戯曲を。
表裏源内蛙合戦 井上 ひさし 1971年 新潮社
道元の冒険 井上 ひさし 1971年 新潮社
藪原 検校 井上 ひさし 1974年 新潮社
戯曲がとっても面白いことを、
なかんずく、井上ひさしの戯曲が飛び抜けていることを発見した三冊。
寺山修司の戯曲 3&4 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
戯曲 3、4が残っていました。
紹介しておきましょう。
寺山修司の戯曲 -3 寺山修司 1970年 思潮社
内容は、
1 書を捨てよ、町へ出よう / 血は立ったまま眠っている
2 初恋・地獄編 / 学生時代 / あなたは・・・・アメリカ版 /
醒めて歌え / 一匹 / おはよう、インディア
寺山修司の戯曲 -4 寺山修司 1970年 思潮社
内容は
ガリガリ博士の犯罪 / 星の王子さま / 花札伝綺
伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪 /狂人教育
無頼漢 / 便所のマリア / 大人狩り
トマトケチャップ皇帝 / 不思議な国のエロス
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「寺山修司の戯曲 -5」 は発行されたのか?
4の巻末に、5・収録作品未定 として1から5までの、
寺山修司の戯曲 広告掲載してあるのだが・・・・。
発行されたとすれば、私は見逃してしまったのかな。
ぼくの本棚には”4”までしかない。
ガリガリ博士の犯罪画帳 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
寺山修司の不思議な本・・・。
篠山紀信、萩原朔美、渋川育由・・・その他の人々とのステージ。
ガリガリ博士の犯罪画帳 寺山修司 篠山紀信 萩原朔美 渋川育由 榎本了壱
1970年 新書館
・・・・この劇には「ガリガリ博士」という人物は登場しない。
「実際に起こらなかったこともまた、歴史のうちである」・・・・
寺山修司の戯曲 2 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
今回も寺山修司特集。
戯曲 2 です。
寺山修司の戯曲 -2 寺山修司 1969年 思潮社
内容は、
1 青ひげ / 青森県のせむし男 / 大山デブ子の犯罪 / 犬神
2 九州鈴慕 / 狼少年 / まんだら / 子守唄由来 / 木 /土佐の砂山
3 わらべ唄 / 新宿お七 / 復讐の美学
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天井桟敷第1回公演作品が”青森県のせむし男”
キャストは、桃中軒花月、丸山明宏、萩原朔美、林檎童子、支那虎、・・・・・・・
寺山修司の戯曲 1 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
佐藤 信、唐 十郎、とおすすめしたら・・・、
私の中では真打、寺山 修司。
寺山修司の戯曲 - 1 1969年 思潮社
内容は、
さらば、映画よ / 千夜一夜物語 新宿版 / アダムとイブ、私の犯罪学
毛皮のマリー / 母が一人で挽くコーヒー挽き機械 / サラトガ、わが愛
ある男、ある夏 / コメット・イケヤ / 九月が来るたび
還暦ライダーの- 赤 -ひと押し・願う
唐十郎 吸血姫・煉夢術 その他の戯曲 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
またまた、唐十郎の戯曲集、2冊。
吸血姫 唐 十郎 1971年 中央公論社
煉夢術 唐 十郎 1971年 中央公論社
内容は、
「煉夢術」(戯曲)
「愛の乞食」(戯曲)
「光と闇を駆け抜ける」(土方巽との対話)
「あたし」(短編小説三部作)
還暦ライダーの- 赤 -ひと押し・願う
あたしのビートルズ / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
あの・・・黒テントの、佐藤信の処女戯曲集。
帯の惹句には、
----狂気と挑戦にみちた鮮烈な感性の世界---- とある。
あたしのビートルズ 佐藤信作品集 1970年 晶文社
中身は以下の4作品。
「あたしのビートルズ」
「おんなごろしあぶらの地獄 モーターサイクル・ミュージカルショウ」
「鼠小僧次郎吉」
「ハロー・ヒーロー」
単車乗りとしては、
おんなごろしあぶらの・・・・の、モーターサイクルの使われ方を見てみたかった。
なんたって ”モーターサイクル・ミュージカルショウ”
〈・・・・・・ ただひとつ、ふてぶてしい実在感をもって-
壊れかけた、モーターサイクル。350CC級の排気量を持つ、大型のやつだ。・・・・〉
腰巻お仙-唐十郎 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・。
今週はマイナーな分野へ入り込んでいくようです。
今日は唐十郎の戯曲・・。
いえ、芝居の紹介です。
腰巻お仙 唐十郎 1968年 現代思潮社
本の構成は、
「特権的肉体論」として演劇論、エッセイ。
「腰巻お仙」は、
第一部 忘却編、
第二部 義理人情いろはにほへと編の二部作。
この「腰巻お仙・義理人情いろはにほへと編」が、
「月笛お仙」の仮題で新宿・花園神社で、三ヶ月間ぶっ通しで上演されて、
状況劇場・テント劇場を世に知らしめた芝居。
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あとがきで、
なぜ”腰巻お仙”の原題で上演しなかったのか・・。
流行の新宿の街でも、腰巻・・・はお下品であるとの、
良風美俗側からのブレーキがあったからと、
唐の弁明がのっている。
マッチ売りの少女/象 別役実戯曲集・3冊 / 老眼乱読 [古本-戯曲]
ぼくの本棚から・・・・今回は戯曲集を。
’60年代末から’70年代初めにかけて、
戯曲やシナリオを集中して読んでいた一時期があった。
寺山修司や唐十郎にあこがれる少年だった・・・。
芝居や劇には特に興味はなく、というか・・・、
いなかの少年で、見たいと思っても見れず、
本だけは手に入ったので、言葉使い、セリフの息使いの感じられる、
読み物としての戯曲が、劇のコトバが面白かったのだろう。
別役実戯曲集 マッチ売りの少女/象 別役実 1969年 三一書房
別役実第二戯曲集 不思議の国のアリス 別役実 1970年 三一書房
別役実第三戯曲集 そよそよ族の叛乱 別役実 1971年 三一書房
別役はこのとおり、’69年から’71年の三年間、
毎年コンスタントに戯曲集を上梓していた。
一番、仕事のできる油の乗った時代だったのだろう。
今、この三冊を少し読み返してみると、
いっぱいの、コトバの力に圧倒される。
戯曲は、青春の、若者の表現なのかな・・。