東京のロビンソン・クルーソー / 老眼乱読 [古本]
ぼくの本棚から・・・。
小林信彦シリーズ・・・続編です。
映画、芝居、芸人、そして本についての話・・・。
東京のロビンソー・クルーソー 小林信彦 1974年 晶文社
私は、この本の傾向の小林信彦が一番好き。
ひとつひとつは著者のいう・・”雑文”なのかも知れないが、
その趣味の範囲の広さ、センスの良さ、人を愛す、好奇心。
この時代の小林信彦に、今のブログという表現方法を預けたら・・・と、
とんでもない面白い夢想をしてしまいます。
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ぱらぱらと拾い読みしていて目に付いた文章。
1964年 朝日新聞コラム おれは野次馬
小松左京『日本アパッチ族』と山野浩一『X電車で行こう』
開高健、アパッチ族、小松左京だけではなく、山野浩一、
そしてSFについても、さりげなく紹介しながら、
その思い入れもきちんと表していて、
’60年代、新聞に発表されたSFがらみの文章としては秀逸。
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・・・・このシリーズ小林信彦本 ・・・続きます。
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