金井美恵子の詩と散文 / 老眼乱読 [古本-詩]
ぼくの本棚から・・・。
青春時代にあこがれた詩人。
金井美恵子。
詩か物語か、小説か。
だんだん境界が曖昧になっていく言葉。
春の画の館 金井美恵子 1973年 思潮社
愛と死とエロスの長編叙事詩、または詩画集。
若い頃は刺激の強い語彙の連なりに、よく読めなかった詩だが、
還暦の年頃になって、やっと言葉が素直に入ってくるようになった詩。
姉の画家・金井久美子の挿画、装丁・造本。
既視の街 金井美恵子・著 渡辺兼人・写真 1980年 新潮社
これは、写真家・渡辺兼人とのコラボレーション。
といっても写真が言葉の解説になっているのでもなく、
言葉と写真の対立というわけでもなく、
風景写真と言葉がお互いに無関係にある。
お互いをあえて無視するような風景と言葉が、
一冊の本の中でひとつの世界を構成している。
面白い試み。
愛と死とエロス…よまなくちゃ…♪
by tamanossimo (2011-07-31 15:32)
☆tamanossimoさん・・だったら、
金井美恵子的な美意識を、
面白く読めるかも知れません。
刺激は強いですよ!
by ふう (2011-07-31 23:01)