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キス・キス / 老眼乱読 [古本]

 ぼくの本棚から・・・。

岩田宏の詩集から、小笠原豊樹の翻訳を経て、

異色作家短編集へつながる・・・話。

 《異色作家短編集》 全18巻。

函の、眼の装丁に惹かれて、手にとってみて、

中身の面白さで納得するシリーズ。

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 キス・キス 異色作家短編集1 ダール 開高 健訳 1969年6版 早川書房

ロアルド・ダールのこの巻がシリーズ第1回の配本。

訳者が開高 健というのも、出版社の力の入れ具合がわかる。

『キス・キス』というこのタイトルもいいですね。

この第一巻を購入してしまうと、

これらの奇妙な味の小説 が忘れられなくなる。

ちょっと変わった味の短編を求めて、

このシリーズを買い集めたものです。

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小笠原豊樹から岩田宏へ / 老眼乱読 [古本]

 ぼくの本棚から・・・。

翻訳家・小笠原豊樹と詩人・岩田宏の関係を再び・・。

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 ガン病棟 第一部 ソルジェニツィン 小笠原豊樹訳 1969年 新潮社

 ガン病棟 第二部 ソルジェニツィン 小笠原豊樹訳 1969年 新潮社

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 マヤコフスキー選集Ⅰ 小笠原豊樹・関根弘訳 1966年 飯塚書店

 この選集は全3巻のうち、この第1巻しか持っていない。

マヤコフスキーの1912年から1923年までの若い時代の作品、

長詩「ズボンをはいた雲」 もこの巻に収録されている。

第1巻の詩論の部分を、これも詩人の関根弘が訳しているが、

後はすべて小笠原豊樹の訳である。

『ガン病棟』や、マヤコフスキーの詩の翻訳者が、

SFやミステリーの翻訳でなじんでいた、あの小笠原豊樹だったことに、

すごい、露西亜語もやるのか・・・ と驚いたものだが、

これらの本を読んでいた頃は、

まだ詩人・岩田宏との関係は知らなかった時代・・。

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岩田宏から小笠原豊樹へ / 老眼乱読 [古本]

 ぼくの本棚から・・・。

詩人・岩田宏と、翻訳家・小笠原豊樹が、

同一人物だと知ったのはいつだったのだろうか。

それぞれに詩集を読んだり、訳書のミステリーやSFを読んでいて・・・、

ある日突然、なにかで読んで知ったのが、

岩田宏=小笠原豊樹という関係。

日本語と英・仏・露語。

世の中にはずいぶん才能にあふれた人がいるものと、驚嘆したものです。

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眼の装丁が印象的な異色作家短篇集。

全18巻中、小笠原豊樹訳が3巻。

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 夜の旅その他の旅 異色作家短編集4 ボーモント 小笠原豊樹訳 1961年 早川書房

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 血は冷たく流れる 異色作家短編集8 ブロック 小笠原豊樹訳 1969年再版 早川書房

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 一角獣・多角獣 異色作家短編集13 スタージョン 小笠原豊樹訳 1964年 早川書房

各巻の発行年から考えると、

詩人・岩田宏を知る前にすでに、

翻訳家・小笠原豊樹の訳書を読んでいたことになる。

タイトルを「小笠原豊樹から岩田宏へ」にしたほうがいいのかな・・・。

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ぼくはこんな本を読んできた / 老眼乱読 [古本]

 ぼくの本棚から・・・。

”本の本”の棚から、立花 隆の本の読み方。

・・・2冊。

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 ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論

                      立花 隆 1995年 文藝春秋

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 ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そして ぼくの大量読書術・驚異の速読術

                              立花 隆 2001年 文藝春秋

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 『ぼくはこんな本を・・』のカバーの書棚、いいですね・・・。

老眼の爺は、眼鏡を外してこの棚の書名までをも読もうとしてしまう。

たしかに活字中毒者なのかな・・。

 もうひとつ、いいこと。

この本の中に妹尾 河童さんの仕事場訪問のイラストと文章がある。

題して 「立花隆さんの仕事場 『ネコビル』顛末記」

 河童が覗いた『ネコビル』の中

 すごい!

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不良少年の映画史 / 老眼乱読 [古本]

ぼくの本棚から・・・。

今回は筒井康隆少年の映画史。

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 不良少年の映画史 PART 1 筒井 康隆 1979年 文藝春秋

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 不良少年の映画史 PART 2 筒井 康隆 1981年 文藝春秋

 作家が自分の趣味、好きなことについて、

自由に書いた文章はいつも、誰でも、はずれがなく面白い。

筒井のこの本も、本業の小説やSFよりも、

格段にすなおに、映画のすてきさを書いていて、

見たことのない映画、

そして往年のスターの話に引き込まれる。

 

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シネマの煽動装置 / 老眼乱読 [古本]

 ぼくの本棚から・・・。

今日は’80年代映画評論の一冊。

’80年から’85年にかけて、

雑誌「話の特集」に連載された、

表題のタイトルの文の全章をつなげたもの。

 読点、いわゆる「。」の極端に少ない、いやほとんどない。

(288ページ目の文末に1個見つけた)

癖のある文体で延々と続く映画の話。

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 シネマの煽動装置 蓮實 重彦 1985年 話の特集

 あとがきで著者は、

・・・・映画とそれをめぐる言葉との間には、

程よい関係というものは成立しがたい。

言葉は絶えず圧倒的に敗北し続ける。

映画に敗北する言葉の痛みを共有してみたいがための、

この切れ目のない文章を・・・・と、述べている。

 

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仁義なき映画論 / 老眼乱読 [古本]

 ぼくの本棚から・・。

今回は ’90年代映画論を・・・。

それもつくり手側の視点から、

監督・北野 武の感性か・・・、

役者・ビートたけしの毒舌か・・・・。

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 仁義なき映画論 ビートたけし 1991年 太田出版

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ヒーローの夢と死 / 老眼乱読 [古本]

 ぼくの本棚から・・・。

’70年代映画評論の一冊を・・・。

 映画は観なかったが、

シナリオや評論をさかんに読み物とした読んでいた時代。

詩人・渡辺 武信の映画についての文章が面白かった。

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  ヒーローの夢と死  映画的快楽の行方  渡辺 武信 1972年 思潮社

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単独行 / 老眼乱読 [古本]

 ぼくの本棚から・・・。

111111・・・1が6個、並ぶ日。

山の本の中から、おすすめ。

山岳名著シリーズ。

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 単独行 加藤 文太郎 1970年 二見書房

生まれながらの単独行者・・・。

ソロで行動するということ・・・。

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透明人間の告白・他 / 老眼乱読 [古本]

久しぶりに、今週の三冊・・・。

BOOKOFFの105円棚からの三冊です。

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1冊目、SF。

透明人間といえばH.G.ウェルズの古典がありますが、

これは現代のニューヨークが舞台、主人公はウォール街のエリート証券マン・・・。

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 透明人間の告白 H.F.セイント 高見浩・訳 1988年 新潮社

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2冊目、冒険小説。

名作『鷹は舞い降りた』の続編。

これを読む前に、鷹は舞い降りたをざっと読み返すべきかな。

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 鷹は飛び立った ジャック・ヒギンズ 菊池光・訳 1992年 早川書房

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三冊目、ドラマシナリオ。

戯曲や映画シナリオを読む面白さを知ったのはずいぶん若い時からです。

そしてこういうドラマシナリオもおすすめです。

倉本 聰さんですから・・・。

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 昨日、悲別で 倉本 聰 1984年 理論社

 

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